弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所
事務所名 | 弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所 |
電話番号 | 050-5385-2206 |
所在地 | 〒105-0003 東京都港区西新橋1-20-3 虎ノ門法曹ビル9階 |
担当弁護士名 | 野嵜 努(のざき つとむ) |
所属弁護士会 登録番号 |
東京都弁護士会 No.58984 |
野嵜先生にインタビューしました。
学生時代に法律事務所を通してご自身のアルバイト先の労働問題を解決した経験から弁護士を目指したという野嵜先生。社会的に弱い立場の方を法の側面から支援したいという当時の信念を変わらずに貫いて、日々活動していらっしゃいます。前職の経験と今のお仕事の繋がりや、解決の裏にある地道な取り組みなどを伺った独自インタビューです。(下に続きます。)
定休日 | 日曜・祝日 |
相談料 | 初回相談無料 |
最寄駅 | 都営地下鉄三田線「内幸町駅」徒歩4分 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」徒歩5分 JR「新橋駅」徒歩7分 |
対応エリア | 東京都 |
電話受付時間 | 平日 9:00~18:00 土曜 10:00~17:00 |
着手金 | 22万円~ |
報酬金 | 事案によって異なりますので、お問い合わせください。 |
【対応分野】弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所
弁護士を志したきっかけはどんなことでしたか。
弁護士を目指そうと思った背景には、大学時代にしていたアルバイト先での出来事が関係しています。労働環境面で苦労した経験があり、弁護士に相談して解決に至りました。社会的・経済的に立場が弱い方に意識が向かうようになったのは、そのことがきっかけです。
弁護士になる前は厚生労働省でお勤めだったそうですね。
大学時代から弁護士を志望していたものの、その道はなかなか難しいものでした。それでも社会的弱者の方の力になれる仕事がしたいという思いは変わらなかったので、厚生労働省に入省しました。やりがいを感じられる仕事ではありましたが、やはり弁護士になりたいという思いは消えず、社会人になってからも勉強を続けて司法試験に合格しました。
厚生労働省での経験は弁護活動にどのように活きていますか。
厚生労働省では労働局に所属し、雇用保険や助成金などの窓口業務を約5年にわたって担当しました。そこで教わったのは、「相手の方の話を否定することなく聞いて、しっかりと受け止めること」でした。この姿勢は今でも変わらず自分の中心に据えています。
弁護士の仕事はアドバイスをする場面が多く、意識していないと相談者の方と目線を合わせるのが難しいこともあります。相談内容を丁寧に掘り下げて聞き取ることで、複雑な事実関係の正確な確認に繋がります。当たり前ではありますが、そのような基本の徹底こそが解決の糸口になるのです。
専門的な知識を持ってアドバイスをする以外にも、聞き手としてのスキルも求められるお仕事ですね。
相手の話を受け止めるということは、相手の心情を自分事として捉えることでもあります。
例えば示談交渉の場面においては、事前に相手の立場なら不安や疑問に感じるであろうポイントを予測します。そして依頼者と事前に方針を擦り合わせてから交渉に臨みます。刑事事件は感情面での配慮が特に必要な分野であり、不用意な一言で示談が壊れてしまうことも珍しくありません。論理的な整合性と同じくらい、心情面での細やかな配慮にも気を配っています。
解決事例を紹介していただけますか。
整体師(柔道整復師)である男性の方の刑事事件例です。
施術中にわいせつな行為があったと被害届を出され、逮捕されて勾留中の男性。ご家族の方から依頼を受けて、すぐに警察署に接見に向かいました。男性は疑惑を否定していましたが、柔道整復師は資格制であるため、起訴されてしまうと執行猶予判決であっても資格が取り消されて仕事ができなくなってしまいます。そのため、否認事件ではありましたが、本人の希望も踏まえ、示談をまとめて不起訴を目指す方向で進めることにしました。
はじめは相手方の処罰感情が強く、示談交渉を進めることに難色を示していました。しかし、相手のご不安を拭い、受け入れてもらいやすい条件に変えることでバランスをとって、最終的には示談を成立させて不起訴を獲得しています。
接見時の丁寧な方針の擦り合わせや、相手の立場に立った示談交渉が功を奏した結果ですね。
その他に一部無罪を獲得した事案もあります。
強制わいせつ罪で起訴された男性を担当しました。複数名に対する行為で起訴されましたが、1人に対しては無罪判決となりました。
現場に足を運んで本人のアリバイがないか聞き込みを行ったり、判例や文献を調べたりなど、当事件でも地道な努力を積み重ねた結果が実を結んだといえます。男性には精神的な障がいがあり、はじめはコミュニケーションを取るのに苦労することもありましたが、面会を繰り返すことでその課題も乗り越えられました。
依頼者の方は事情があり、周囲からのサポートを得るのが難しい状況でした。だからこそ、できることがあればして差し上げたいという思いがありました。
どちらの事案でも、受任後すぐに接見をされているのですね。
逮捕等、身柄を拘束された場合はスピードが重要です。逮捕されて勾留請求あるいは起訴されるまでは最長で72時間あり、その期間に面会できるのは弁護士のみです。被疑者の取り調べや証拠物の収集・解析が行われるこのタイミングこそ、弁護士の支援が必要な場面であるといえます。相談をいただいてから24時間以内の接見を基本としているのはそのためです。
相談にも柔軟に対応したいと考えています。来所形式の他にも、電話やzoom等のオンラインでも相談可能です。事前に予約をいただければ、平日夜間でも可能な限り対応いたします。急を要する事件の場合には土日祝日に対応できることもあります。
スピーディーな対応の他に意識していることはどのようなことですか。
入念に準備しておくことです。弁護士にとっては日々の勉強も仕事の一つです。弁護士としてまだまだ発展途上ですので、日々自己研鑽を積んでいます。一人でも多くの困っている方の助けになれたらなによりです。依頼者の方に喜んでいただけることが次へのモチベーションになります。
ロースクール時代から尊敬している先輩がいるのですが、経験豊富でありながらも、どの担当事件も準備し尽くす地道な姿勢は弁護士の鑑だと思っています。
ベテランであっても日々勉強なのですね。
楽な仕事ではありませんが、その分やりがいを感じられる瞬間も多いものです。勉強していると発見があります。「この案件は以前の案件と似ているけれど、こういう視点もあったのか」、「次はこんなアプローチもあるな」と。好奇心が強い方なので、小さな成長を感じられる瞬間は嬉しいものです。
最後に、相談を検討している方へのメッセージをお願いします。
弁護士に相談することをためらうお気持ちもあるかもしれませんが、迷ったら初回相談を活用していただきたいです。初回の法律相談を1時間無料にしているのも、相談のハードルを少しでも下げたいと考えているためです。刑事事件は迅速な対応が処遇を分けることもありますから、念のための相談でも慎重すぎることはありません。「トラブルに合った」、「相手が被害届を出すと言っている」、「警察から連絡が来た」など、対応の選択肢が十分にある段階で相談に来ていただけると可能なサポートが広がります。
取材後記
野嵜先生のもとに寄せられた解決後のお客様からのお声には、まさにご自身が心掛けていると仰っていたことが記されていました。「なにか進展があるとすぐに連絡をくれた」、「依頼者である私にも、勾留中の子供にも丁寧に対応してくれた」、「突然の出来事で怖くてびっくりしていたが、警察のことや事情聴取のことなどを分かりやすく説明してくれた」と、丁寧なお仕事ぶりが伝わるメッセージに溢れています。
勉強も仕事のうちだとお話になり、コツコツとした努力を積み重ねていらっしゃるご姿勢からは、プロフェッショナルとしての矜持がうかがえました。表側からは見えない裏の努力が多くの方から信頼され続ける理由の一つなのではないでしょうか。
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