福元祐介法律事務所
事務所名 | 福元祐介法律事務所 |
電話番号 | 050-5385-2213 |
所在地 | 〒892-0842 鹿児島県鹿児島市東千石町18-15 NCガイドショップ会館503 |
担当弁護士名 | 福元 祐介(ふくもと ゆうすけ) |
所属弁護士会 登録番号 |
鹿児島県弁護士会 58252 |
福元先生にインタビューしました。
ふるさとの鹿児島を拠点とし、刑事事件を中心に豊富な知識と経験をお持ちの福元先生。依頼者の方と真摯に向き合われ、国選、私選ともに多くの事件を解決に導かれてきました。
法律の専門家の視点で話してくださった接見や示談交渉のノウハウからはプロフェッショナルとしての細やかな徹底ぶりが伝わることと思います。また、人と人のつながりについて弁護士という立場をさらに超えたエピソードを通してお人柄が伝われば幸いです。
定休日 | なし |
相談料 | 初回相談無料 |
最寄駅 | 「天文館通駅」徒歩3分 |
対応エリア | 鹿児島県 |
電話受付時間 | 年中無休 9:00~20:00 |
着手金 | 事案ごと |
報酬金 | 事案ごと |
【対応分野】福元祐介法律事務所
これまで受任されてきた刑事事件について教えてください。
刑事弁護士として国選、私選ともに様々な経験を積んできました。早期釈放や不起訴処分を目指し、裁判員裁判の対象になるような事件から、暴行・傷害事件、コンビニでの万引きなどまで、幅広い分野の事件を受任しています。これからも依頼者の方に寄り添い、信頼していただける弁護士であり続けられるように研鑽を積んでまいります。
やはりご家族からの相談が多いのでしょうか。
すでに逮捕されてしまった場合は、ご家族の方が代理で相談にいらっしゃるのが一般的です。
依頼者が身柄を拘束されていない場合には、不安や疑問を解決するためにご本人がいらっしゃるケースも少なくありません。その場合には、トラブルが発生して2、3日経ってから警察に呼ばれたことがきっかけで心配になり、今後の流れを確認したいなどのニーズが多いです。
どなたが相談にいらっしゃったとしても、事件の経緯や依頼者の方の状況を正確に把握できるようにお話を伺って、適切な法的アドバイスを提供できるように努めることに変わりはありません。
相談直後の初動で意識されていることはありますか。
自分の家族が事件に巻き込まれたとすれば、不安や疑問が絶えないのは当然のことでしょう。特に、逮捕されてしまった場合には、「息子や旦那、妻はどのような状況に置かれているのか」といった安否がまず懸念されるのではないでしょうか。そもそも罪を犯したのかどうか、それが本当にその方の行動によるものなのかについてもご家族が情報を得られていないことも多いです。
的確な初動を取ることが、依頼者の方との信頼関係に繋がると考えています。逮捕されているならば、できる限り早く接見に向かいます。接見を通じて、状況を正確に把握し、ご家族にもお伝えしていきます。
接見にはどのような姿勢で臨まれていますか。
初回の接見においては、できる限りフラットかつ中立的な立場を保ってお話を伺うようにしています。その方が事件について認めているのか否認しているのかなどの基本的な情報すら、分かっていないまま接見に向かうことがほとんどです。逮捕された方がその理由を警察から聞いているケースが多いので、まずはご自身が把握している情報を伝えてもらい、その上で話を進めるように心掛けています。
「なんで捕まったの?」といった質問は、無実を主張している方からすると、犯人であるかのように決めつけられていると感じる可能性があるため避けるようにしています。相手の方の意思を確認するまでは、このように言葉の選び方などにおいて公平な立場を保つことが、心理的安全性にも繋がるのではないでしょうか。
細やかな徹底ぶりが伝わってきました。逮捕されてから検察に送致されるまでの48時間が鍵だとよく言われますが、その先を見据えて接見ではどのようなことに取り組まれているのでしょうか。
逮捕された方の意志を尊重することはもちろん重要ですが、法律家としては注意深く話を伺い、不合理な点や疑問点があれば適切に掘り下げていくことも重要なスキルです。
その方の主張が警察官や検察官、裁判官にも納得されるかどうかを法律の観点から俯瞰して判断します。もし主張が法的に認められる可能性が低いならば、その事実を丁寧に説明し、その上でどのように進めていくかを擦り合わせます。
刑事事件は迅速な対応が特に重要な分野といえますね。スピーディなサポートのために取り組まれていることはありますか。
当事務所は個人で運営している事務所ですので、365日相談を受け付けられるところが強みです。昼夜を問わず、可能な限り対応する姿勢を貫いています。
実際に、昨夜深夜2時頃に電話相談があり対応しました。夜中に電話を掛けなければならないと感じるほどの不安や逼迫した状況に寄り添い、最大限のサポートを提供します。
ここまで逮捕された方と、そのご家族への接し方についてお話しいただきました。示談交渉の代理人を務めるときに意識されていることをお話いただけますか。
加害者側の本人が反省を示している場合、その反省を代わりとなって伝えることが非常に重要だと考えています。両者が直接対話することは難しいケースが多いものです。被害者との信頼関係を築くためにも、代理人である弁護士が誠実な姿勢でコミュニケーションを取ることが求められます。
示談交渉の結果は、その後の流れを左右する
これまでには、痴漢や盗撮といった犯罪行為が発覚し、刑事事件に発展しそうな状況で相談にいらっしゃったケースもあります。例えば、盗撮が被害者あるいは周囲の人に知られて警察に話を聞かれたなど、逮捕の可能性を感じて、示談交渉に進んだ事例もありました。
現時点では刑事事件に至っていないケースでも、事件化させないための手段として示談交渉が挙げられます。
他にも些細なきっかけの喧嘩が事件化するのを、示談交渉によって避けられることもあります。法律的には暴行罪や傷害罪に当たる可能性はありますが、弁護士が介入して示談が成立すれば、刑事事件化せずに済む場合があります。的確なアプローチで円滑に交渉が進むことで、クローズの可能性が高まるといえるでしょう。
相手が被害感情を抱いている状況から、示談交渉を進めて納得に導くのは難しいものだと思われます。示談成立に向けてどのようにアプローチされるのでしょうか。
先程も述べたように、加害者が自らの行為を認めて謝罪することが示談の成立には不可欠です。
それに加えて、被害者にとって示談が不利益な面ばかりではないことをお伝えするようにしています。経済的、時間的、精神的な負担軽減の観点で、被害者にとってもメリットがあることは事実です。被害者の視点に立って示談を捉えて、納得していだたきやすいように説明します。
刑事弁護士として今後のキャリアをどのように捉えていらっしゃいますか。
目の前の方の悩みや不安に真摯に向き合い、1歩ずつ着実に成長していきたいです。大規模な事務所を構築したり、多くの弁護士を育てたりということよりも、一人でも多くの方を納得できる解決に導いていけたらと思っています。日々の経験を糧にして、次の事件を満足のいく形で終結させ、自らの成長に繋がるといったサイクルを回していける弁護士であり続けたいです。
取材後記
インタビューの最後に、印象に残っているエピソードをお話くださいました。
最終的に少年院に送られることになった、ある一人の依頼者の方についてでした。解決後しばらくしてお礼の手紙が届いたそうです。今でもその手紙を大切に持っていると仰っていました。
このお話から、福元先生が弁護士と依頼者という関係を超えて、人と人としての深いつながりを大切にされているご様子が伝わってきました。
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