ネクスパート法律事務所　福岡オフィス

ネクスパート法律事務所の福岡オフィス所長・田代 純一（たしろ じゅんいち）先生にインタビューしました。

ネクスパート法律事務所では刑事弁護に力を入れ、福岡オフィスだけでも年に数十件ほど受任しています。被疑者・被告人が抱える事情に細かくスポットを当てる丁寧な弁護姿勢と、更生に向けた親身な働きかけで、厚い信頼を集めています。

性犯罪事件（痴漢・盗撮・不同意性交・未成年淫行など）、薬物事件（覚醒剤・違法薬物など）、財産犯事件（窃盗・横領・詐欺など）、傷害事件（暴行・傷害など）といった多岐にわたる刑事事件で確かな実績を残しています。中でも性犯罪事件の解決実績が特に多く、豊富なノウハウをお持ちです。

新しい弁護士像である「問題解決のパートナー」をまさに体現されている田代先生にお話しをお伺いした独自インタビューです。

050-5447-3520

【対応分野】ネクスパート法律事務所　福岡オフィス

弁護士に刑事弁護を依頼する2つのメリット

１つ目のメリットは、示談成立の可能性が高まるということです。
そもそもご自身で示談交渉を進めることは難しく、ほとんどのケースで相手に連絡先を教えてもらえません。

そこで、ご依頼者様の代わりに第三者である弁護士が示談交渉を代理します。被害者の立場にもなり、今後の平穏な生活に向けて話をするので示談成立の可能性は飛躍的に高まりますし、最終的には示談書を締結し、今後互いの接触を禁止するなど細かい条件まで設定ができます。結果として、被害者に宥恕してもらえることで減刑にも繋がります。「相手側にとっても、事件の相手と直接対面する不安を抱えなくて済むため、」弁護士が間に入ることは双方にとってメリットがあるといえます。

また、２つ目のメリットとして、身柄解放に向けた働きかけができることが挙げられます。

すでに逮捕されている案件の場合、弁護士以外はそもそも接見すらできません。まずは早期に接見を行い逮捕期間中である72時間以内での身柄解放を目指します。国選弁護人は逮捕後の勾留からしか対応がないため、早期の身柄解放を目指すのであれば、私選弁護人の選定は必須だと思います。その後も、最長20日間になる勾留期間を一日でも短縮し、職場や学校へ復帰ができるように弁護いたします。罪証隠滅や逃亡のおそれがないことを主張し、少しでも早い身柄解放を目指して動きます。

事例紹介：逮捕直後からの迅速な対応で早期釈放を実現

被害者が複数人にわたる不同意性交等事件を解決した経験があります。軽微な犯罪とはいえない事件で、勾留の可能性も大いにありましたが、結果的には取り調べ期間3日間のみで身柄が解放されました。

このときの弁護で意識したのは、勾留の必要がないと客観的に示すことです。被疑者のご家族の協力を得て、被疑者にご実家に引っ越してもらい、ご家族の監督下で生活することを提案しました。被害者に接触できない環境であると検察官に示せたことが功を奏した事例です。

早期釈放のカギを握るのは逮捕後3日間

上記の事例のように、逮捕後から勾留に移行するまでの72時間で、身柄を拘束する必要がないことを検察官や裁判官に対して示すことが重要です。

しかし、逮捕時点ではご家族は事件の内容すら知らないケースがほとんどです。今はどのような段階で、被疑者が今後どうなるのかなど、先行きが見えないご不安で一杯なのではないでしょうか。

何を相談して良いのか分からない時こそ、弁護士を頼ってください。法律事務所は専門知識に基づいたサポートをする場所でもあり、漠然としたご不安を払拭するための場所でもあります。

身柄が拘束されている方にとっても、逮捕されてからはご不安や疑問が尽きないと予想されます。実際にこれまで受任したご依頼者様も「身柄が拘束されている間がとにかく不安だった」と皆様おっしゃっていました。

弁護士は、逮捕期間中に唯一接見が認められている立場として、頻繁に面会し、被疑者とご家族を繋げる役割を果たします。心身ともに休まらない期間ではありますが、いくつかでも情報や見通しが分かるだけで、事件に向き合う心持ちが変わってくるのではないでしょうか。

早期釈放にとって重要であるこの3日間でできる限りの手を尽くすためにも、一日でも早く相談にいらっしゃることをおすすめします。

事件を起こしてしまった背景事情にもスポットを当てられる弁護士でありたい

被疑者・被告人とお話するときには、家庭環境や生活環境、今後の更生に向けての動きなど、法律上の手続きには直接関わらない可能性があることも積極的にお伺いするようにしています。これは感情面でのケアだけを意図しているのではありません。時には事件の結果にさえ影響を及ぼすことがあるため、重要な弁護活動の一つだと位置づけています。

事例紹介：相手に犯行背景への理解を示してもらうことができ、示談を締結

未成年との性交渉事件の弁護において、背景を深堀りすることが結果に繋がった事例があります。

本事件では相手の同意はあったものの、未成年との性交渉はいかなる条件下でも青少年保護育成条例違反にあたるため、性交渉があったことを知った相手の親が被害届を出したことで事件化しました。

相手が未成年の場合は、示談はその親と弁護士で行います。示談ではまず、相手の同意の有無にかかわらず成人であれば分別をもって判断すべきであったことを謝罪しました。加えて、被疑者には軽度の知的障害があり、その場の衝動に流れてしまいやすい傾向があること、本人も自覚していて治療に取り組んでいることも伝えました。
ご両親も当初は示談はあり得ないとおっしゃっておりましたが、何度も話し合いを重ね、示談をすることが被害者のためにもなることを理解いただき、最終的には、相手も子を持つ親として一定程度理解を示してくださり、示談を成立させることができました。

ご依頼者様の将来を見据えて、更生の視点も持ちながら弁護にあたる

弁護活動の中には、事件の手続きをスムーズに進めていくだけではなく、長期的な視点で再犯防止に繋がる働きかけをすることも含まれると考えています。

更生支援と聞くと、解決後のことを思い浮かべるかもしれません。実は、更生に向けた取り組みは受任直後から始まります。事件の要因に依存症がある場合は、提携している臨床心理士と繋げたり、専門のクリニックに通院したりする手配を検討します。また、メディアで見聞きしたご自身の事件と同様の事件について、事件を起こした前と今で、どのように捉え方が変わったのかを毎日ノートに書いてもらったこともありました。

このような取り組みが事件の結果に影響することもあります。刑事裁判では、判決に移る前に被告人が意見を述べる機会が与えられます。弁護士とのかかわりを通して、至らなかった点を自覚し、自省を深めるきっかけづくりができたらと思っています。その結果、刑事裁判において、行動を示し、心から反省の意を述べることができれば、裁判官にプラスの印象を与えることができるでしょう。

直接的に事件結果を左右するケースばかりではありませんが、情熱を持って接したご依頼者様の小さな変化に気づいたときには、大きなやりがいを感じます。

チーム・ネクスパートがご依頼者様の将来に向けた総合型の刑事弁護

• Purpose：ネクスパートにかかわる人を幸せにする
• Mission：期待を超える結果を出し続ける
• Vision：次世代型総合プロフェッショナルファームになる、新しい弁護士像を創る
• Value：相手の幸せや期待値を考えられているか、今ベストを尽くしているか、新しいことにチャレンジをしているか

PMVVを方針に掲げて、ご縁があって当事務所に関わってくださったご依頼者様が幸せにこの先の人生を歩んでいけるように、弁護士とスタッフが一丸となってサポートしてまいります。

私が当事務所に入所する決め手となったのが、この一体感でした。代表をはじめ、弁護士やスタッフが日頃からよくコミュニケーションを取り、風通しが良い自慢の職場です。

所属弁護士は皆、問題解決のパートナーとして多角的な視点で事件に取り組んでまいります。法律的なアドバイスはもちろん、ご不安やお悩みにも寄り添っていける弁護士が、いつでも総合型のリーガルサポートを提供いたします。

アクセス

関連都道府県と市区町村

※電話での無料相談及びメールでの無料相談に対応していない事務所もございますので一度お問い合わせください。

050-5447-3520

登録カテゴリや関連都市：
• 福岡市