箕面船場法律事務所
事務所名 | 箕面船場法律事務所 |
電話番号 | 050- |
所在地 | 〒562-0035 大阪府箕面市船場東2-1-20 ABCビル6F |
担当弁護士名 | 脇田 圭吾(わきた けいご) |
所属弁護士会 登録番号 |
大阪弁護士会 No.49238 |
示談の成否が刑事処分、処罰の行方を左右します
被害者のいる刑事事件で逮捕された場合、被害者側との示談交渉がカギを握ります。
示談が成立すれば、起訴されずに済むケースがありますし、判決も実刑を避けて執行猶予判決を獲得できることがあります。示談がまとまるかどうかが最終的な刑事処分、処罰の軽重に重要な影響を及ぼします。
「被害感情を和らげること」に集中的に取り組みます
被害者側との示談交渉で最も重視していることは、相手の怒りや悲しみをほぐすことです。
被害感情が収まらないうちは、こちら側の話に耳を貸してもらえず、いくら示談金を積んでも、交渉が一向に前に進みません。加害者側の代理人として形式的に臨んでも、ビジネスライクの印象を持たれ、かえって態度を頑なにさせてしまいます。
「どうせ、加害者本人や家族が面と向かって謝りに来るのが嫌だから、代理で来たんでしょ?」と足元を見透かされては、話し合いはたちまち行き詰まります。そのため、示談交渉は弁護士としての「人間性」が問われます。相手の思いを受けとめ、時に加害者本人に成り代わって、非難の言葉の集中砲火を浴びながら粘り強く話に耳を傾けなければなりません。示談交渉をまとめるに当たり、被害感情を和らげることが「最大の関門」だということを弁護士は肝に銘じるべきだと思います。
被害感情が緩和されたら、示談金の提示など次のステップに進めます。被害者との交渉に近道はありません。「誠実」に向き合い、「愚直」に取り組む。私は常にこれを意識して交渉に当たりたいと考えています。
初回の接見(面会)を重要視しています
接見は逮捕直後の初回対応が肝心です。
ある日突然、逮捕されて身体の自由が奪われたら、ショックが大きく、取り乱すこともあるでしょう。
家族も知人も接見が制限され、基本的に面会できるのは弁護士だけになります。逮捕直後は気が動転し、取り調べで身に覚えのないことを認めてしまったり、自分に不利なことを不用意に話してしまったりすることがしばしば起こり得ます。
そうならないよう、逮捕されたら直ちに弁護士に依頼することをおすすめします。制度的に起訴前でも国選弁護士を付けられますから、資力が乏しくても弁護士を頼めます。
私は最初に接見に出向いたら、取り調べを受けた際に「やっていないことはやっていないとはっきり言うこと」「自分に不利なことは、話していいものかどうか自分できちんと判断すること」を念入りにアドバイスします。取調官は取り調べのプロです。
捜査側の描く事件のシナリオに沿う供述を得ようと、手を変え品を変え、巧みに誘導するでしょう。それに安易に乗って記憶にないことを話し、警察の思う通りの供述調書を取られたら、もう手遅れです。裁判になって否認に転じても、ひっくり返すのは至難の技でしょう。それは「99.9%」という日本の刑事裁判の有罪率が如実に証明しています。日本では欧米と異なり、刑事事件は起訴前の「捜査段階が全て」と言っても過言ではありません。現実問題として、裁判は「捜査の追認」になっている側面を否定できません。
取り調べにおける供述が有罪か無罪、量刑を左右します。そのため、初回の接見において、取り調べに臨む心得をきちんと伝えることが重要なのです。捜査側のシナリオをあらかじめ想定し、どういう供述を引き出したいのかを見極め、対策を講じます。
定休日 | 土・日・祝 ※事前にご予約いただきましたら土日祝、時間外でのご相談も可能です。 |
相談料 | 30分5,500円(税込) |
最寄駅 | 北大阪急行線「千里中央駅」車10分 |
対応エリア | 大阪府 |
電話受付時間 | 平日 9:00~18:00 |
着手金 | 33万円~55万円 |
報酬金 | 33万円~55万円 ※料金は全て税込表示です。 |
【対応分野】箕面船場法律事務所
家族や職場との橋渡しをします
逮捕されたら、外部との連絡を一切遮断されます。孤独感に襲われ、心細くもなるでしょう。
「家族に事情を説明したい」「勤め先に仕事で穴を開けることを謝罪したい」
このような思いを抱くことは容易に想像できます。
接見では「誰にどんな連絡をしたいのか」を丁寧に聞き取ります。それを受けて、伝達したい相手に正確に伝え、橋渡し役を務めます。
弁護士は警察の立ち合いなしで接見できますので、プライバシーに立ち入ったデリケートな話にも相談に乗ることができます。
示談交渉は全力で
当事務所では、示談交渉の勝負どころを見て、全力で当たります。
こちら側の誠意を示すために、本人の謝罪文を被害者に手渡すことも一つの手段です。本人の言葉を直接伝えることで、被害者側の被害感情が和らぐことがあります。
接見では、謝罪文の書き方の助言をし、気持ちの伝わる文面になるようサポートします。
身動きの取れない本人に成り代わって、ご家族が被害者の元へ足を運ぶことも有効です。
以前、このようなことがありました。10代の男子が友人の金品を盗んだ事件の弁護人を務めた時のことです。私1人で被害者の親に謝罪に出向いたら、「どうして親は来ないのだ?」と詰め寄られました。「盗みをしでかした張本人が未成年なら、代わりに親が謝りに来て当然だろう」とのことでした。被害感情からすれば、もっともなことです。非礼を詫び、改めて本人の親を連れて謝罪に行きました。それで理解してもらい、重い処分を免れました。
相手の態度を硬化させたら、取り返しのつかないことになります。被害者の気持ちをほぐす努力を怠ってはなりません。当職はフットワークの良さが自慢ですので、被害者の納得が得られるまで、何度でも通います。
本質を見抜く目を持つように心掛けています
示談交渉をまとめる上で、何が障害になっているのかを見定めることがポイントになります。
感情的なことなのか?
金銭的な問題なのか?
それを見据えて交渉に臨まないと、暗礁に乗り上げるでしょう。
交渉を難航させる本質的な問題を見抜き、それを解消することを意識して交渉に臨みます。
できたら逮捕前にご相談を
「犯罪を犯したことに身に覚えがあったら」
「捜査の手が身辺に近づいていることを察したら」
その段階で弁護士に相談することが望ましいと思います。
逮捕されたら基本的に警察のペースで捜査が進み、弁護活動に限界が生じます。
逮捕前でしたら弁護士の活動の幅が広がり、より有利に運ぶよう対応できます。被害者との示談交渉を手早くまとめれば、被害届や告訴を取り下げてもらうことも可能でしょうし、逮捕を免れるかもしれません。
「身近な相談役」でありたい
大阪府箕面市に事務所を構え、弁護士活動をしています。市内に弁護士は数人しかおらず、刑事事件だけでなく、「よろず相談所」的に住民の様々なご相談に乗っています。
弁護士はとかく「敷居が高い」「取っ付きにくい」「費用が高そう」と敬遠されがちですが、そうしたマイナスのイメージを持たれないよう、親しみやすさを心掛けています。
身構えずにご相談にいらしていただけるために、民事事件限定になりますが、初回の相談料は無料にしています。話しやすい雰囲気づくりにも気を配っています。「上から目線」でこちらの案を一方的に押し付けることは決していたしません。難しい法律用語も使いません。
相談に真摯に耳を傾け、納得の得られるまで丁寧に説明します。目指すは「法律の町医者」です。「熱がある」「おなかが痛い」。皆さんも身体の調子が悪くなったら、掛かり付けのお医者さんに診てもらいに行くでしょう。
それと同じように、困りごとやトラブルを抱えたら、気軽に事務所の門をたたいてください。「身近な相談役」として、親身になって相談に乗り、トラブルの解決に努めます。
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